ヘアケア

正しいトリートメントの方法を身につけて髪質を変えよう

ツヤツヤでなめらかな指通りの髪に憧れる方は多いはず。髪のパサつきやごわつきが気になる方は、トリートメントの方法が不適切なのかもしれません。いつものトリートメントにひと手間加えて、方法を見直すだけで髪質は良くなります。正しいトリートメントの方法を見直してみませんか。

1. トリートメントで髪質を良くするには?

トリートメントとは、髪内部を補修するために行います。コンディショナーやリンスが髪表面をコーティングして手触りを良くするのに対して、トリートメントはより根本的な部分で髪質を改善するのに役立ちます。

しかし、トリートメントの方法が不適切で、その効果が十分に発揮できていないケースがあるのです。おすすめは、正しいトリートメントの方法を見直してみることです。工程は、「髪の水気を適度に切る」「トリートメントを髪に行きわたらせる」「髪内部まで浸透させる」「洗い流し過ぎないようにすすぐ」の4ステップです。

1-1. 髪の水気を適度に切る

まず、シャンプー後の髪の水気を適度に切ります。髪の水気を切らないままトリートメントを髪に付けると、トリートメントに含まれる髪の補修成分が水と一緒に滴り落ちてしまいます。髪を数か所にブロック分けしてから、手のひらを合わせるようにしてしっかりと水気を切るようにしましょう。

ショートヘアの方は、オールバックにするように後ろに撫でつけるだけで構いません。しかし、反対に水気を切り過ぎるのもよくありません。トリートメントが髪全体に行きわたりにくくなるからです。目安となるのは、髪先からポタポタと水滴が落ちないものの全体的に水気を含んだ状態です。

1-2. トリートメントを髪に行きわたらせる

そもそも市販のトリートメントとヘアサロンのトリートメントでは、含まれている補修成分の量に差があります。ヘアサロンに行くと髪がツヤツヤになるのはプロの技術力のお陰ですが、使っているモノが良いというのも理由の一つです。ご自宅のトリートメントは市販のものでも構いませんが、ヘアサロンで購入したプロ仕様のトリートメントを使えば、より効果を実感しやすくなります。

手に取るトリートメントの量は、ミディアムヘアの方でサクランボの大きさ程度です。ショートやボブの方はサクランボよりも一回り小さめの量、セミロングやロングヘアの方は長さに応じてやや多めに調整すると良いでしょう。手に取ったトリートメントはすぐ髪の毛に付けずに、まず手の平や指の間でこすり合わせます。このひと手間によって、一か所だけに多く付くのを防ぎ、髪全体にまんべんなく付けられます。

髪にトリートメントを付ける時のポイントは、髪の中間から毛先にかけて付けること。指先を広げた手櫛の状態の手で、上から下にとかすようにして髪の毛になじませます。トリートメントが頭皮に付くと、毛穴を詰まらせる原因となるので気を付けましょう。ショートヘアの方は、髪表面を撫でつけるようにして付けていきます。とくに傷みが気になる部分については、つまむようにしてなじませると効果的です。

手櫛でも髪にトリートメントを行きわたらせることはできますが、ここで粗目のコームを使うことをおすすめします。粗目のコームを使うと、簡単に髪の1本1本にまでトリートメントを行きわたらせることが可能です。コームを使った時と使わなかった時を比較すると、髪を乾かしてからの仕上がりに大きな差が出ます。一度試してみてはいかがでしょうか。

更にひと手間かけるのであれば、少量の毛束を親指、人差し指、中指の3本で優しくつまむようにして上から下に滑らせます。こうすることで、トリートメントの浸透力を高められるのです。この方法はヘアサロンでも実践されている技で、髪のざらつきやごわつきをなくす効果があります。

1-3. 髪内部まで浸透させる

蒸しタオルでトリートメントした髪を包み込んで5~10分程度置きます。蒸しタオルとは、熱めのお湯にタオルを浸してから絞ったものです。蒸しタオルで包み込んでトリートメントした髪をじんわりと温めながら時間を置くことで、補修成分を髪内部まで浸透させられます。そのまま湯船に浸かると、湯船の湯気が髪を温め続けるので、トリートメントが更に浸透しやすくなります。

置く時間は長ければ長いほど良いと思う方がいるかもしれません。しかし、実際は10分を過ぎればその効果に差はほとんどありません。脱水症状になってしまっては大変なので、長くても10分程度ですすぎに移るようにしましょう。

1-4. 洗い流し過ぎないようにすすぐ

最後に、洗い流し過ぎないようにすすぎます。シャンプーの場合は、すすぎ残しがないようにしっかりとすすがないとかゆみやフケの原因となります。

トリートメントはしっかりすすぐ必要はありません。余分なヌルヌル感を洗い流したら、しっとりしていると感じるくらいですすぎを完了します。反対に洗い流し過ぎてしまうと、髪内部に留めておくはずだった補修成分まで洗い落とします。しっかりとすすがないと気持ち悪く感じてしまう方は、蒸しタオルで浸透させる時間を長めに取ると良いでしょう。

トリートメントは、毎日行う必要があります。とくにカラーやパーマをしている方や、ヘアアイロンやコテを使っている方は、髪にダメージが蓄積しています。適切なトリートメントを毎日行い、ツヤツヤとした髪質に変えていきましょう。

2. まとめ

トリートメントの方法はシャンプー後に適度に水気を切り、コームを使ってトリートメントを髪に行きわたらせ、蒸しタオルで内部まで浸透させて、髪に必要な補修成分を洗い流し過ぎないようにすすぎます。「Le reve」では、お客様とのコミュニケーションを通して「どうなりたいか」を共有し、施術させていただきます。皆様のお越しをお待ちしております。