髪質改善は自宅で可能？美容院と自宅のヘアケアの違いは？

自宅で髪質改善を考えている方はいませんか？昨今さまざまなヘアケア商品が流通しており、美容院よりまずは自分で髪質を改善したい方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。今回は自宅と美容院で行う髪質改善は何ができ、何が違うのか詳しく解説していきます。

1. 自宅でできる髪質改善

1-1. 食べ物

髪質は日々のお手入れだけではなく生活習慣も大きく関わってきます。たとえば、髪質改善に効果がある栄養素は下記の食べ物です。

タンパク質……髪の主成分であり、鶏肉や卵・乳製品などに含まれています。タンパク質は健康的な髪にしてくれます。逆にタンパク質が不足していたら、外側からケアをしても決して良い髪に仕上がることはありません。
脂質……髪の成長を促す効果があり、オリーブオイルやバターなどに含まれます。ダイエット中は脂分の多い食事は避けがちですが、髪にとっては栄養不足になってしまいます。身体も髪も美しくなるのならば適度に摂取しましょう。
亜鉛……健康な髪を保つうえで重要な栄養素であり、全粒穀物などに含まれます。髪の毛のハリ・コシにも影響を受けます。

髪質を改善したい方は、ぜひ日々の食事も見直してみましょう。

1-2. 睡眠

髪質改善は食事だけでなく睡眠にも関わります。睡眠時間が減ることで、髪が細くなり抜けやすくなるため頭皮環境が悪化します。睡眠不足は肌荒れだけでなく、髪質も荒れてくるので、夜更かしせずに眠りましょう。

シャンプー・トリートメント

毎日使用するヘアケア用品であり、髪を美しく理想の髪へと導いてくれるため、自分の髪質に合わせて選ぶ方も多いです。効果やブランド名だけでなく含まれる成分を見て購入しましょう。シャンプーの場合、肌にやさしいといわれる代表的な成分は以下のとおりです。

●アミノ酸系界面活性剤……泡立ち・保湿力が高いが殺菌力は弱く、敏感肌の方に適しています。
●ベタイン系界面活性剤……もっちり泡で低刺激ですが、こちらも殺菌力は弱いです。単体では使用されず、他の洗浄成分と一緒になることが多いのです。

また、シャンプーやトリートメントの洗い方にも気をつけましょう。必要以上に摩擦してしまうと髪にダメージを与えてしまいます。下記に、髪にやさしい洗い方をまとめてみました。

1. シャンプーをつける前に髪をしっかりすすぎましょう。
2. 地肌をやさしく揉むように洗います。
3. シャンプーが髪や肌に残らないようしっかりとすすぎ、完全に落としきりましょう。シャンプーが残っていると、頭皮・肌荒れの原因になります。
4. トリートメントをする場合は、水気を切って根元から５センチあけ、毛先までつけましょう。
5. 7～10分おいて髪に栄養分を浸透させておき、流す時は毛先がなめらかな状態にとどめておきましょう。

洗髪後は30分以内に髪を乾かしましょう。濡れたままの状態は髪同士の摩擦によってキューティクルが傷つくので、枝毛や切れ毛をひきおこします。また濡れた状態を放置することで、雑菌が繁殖し、においのトラブルや頭皮トラブルにつながるので注意してください。

お風呂から出た後は、髪の水分を落としてからタオルドライをしましょう。おさえたり揉んだりして摩擦をかけないよう注意します。タオルで水気を吸収したら適宜ヘアミルクやオイル等をつけ、ドライヤーで根元から乾かしていきます。仕上げに冷風をあてることでキューティクルが整えられるため、ハリやコシが出るのです。

2. 美容院で行う髪質改善

2-1. カウンセリング・髪の状態診断

カウンセリングを行うことで、お客様の不安を解消し、髪の状態を確認しながら施術を行うことで、心身ともに適切な髪質改善を促します。

2-2. 施術（縮毛矯正・ストレート）

専用器具や薬剤を使用する施術は美容院でなければむずかしいです。価格的にも決して安いものではないため、お店と相談して決めましょう。お金はかかるものの、施術を行うと髪のお手入れも格段に楽になります。代表的なお手入れである縮毛矯正の場合は、半永久的に直毛状態が保たれます。ストレートパーマは矯正縮毛に比べると矯正効果は低いですが、その分髪へのダメージが少ないため、軽いくせ毛などが気になる方におすすめです。